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2018/06/05

6月の会席料理

皆様、こんにちは。 レストランの廣津(ひろつ)です。 夜になるとカエルの合唱がよく聞こえる時期になってきました。 箱根のカエルの声にも慣れ、箱根生活も2年目を迎えたことを嬉しく思います。 皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて今回は、6月の会席のご説明をさせていただきます。 いち游会席のお椀、匠会席の揚物に「水無月真薯」が登場しています。 皆様は「水無月」という和菓子をご存知でしょうか? 白いういろうの上面に甘く煮た小豆がのっている、三角形の和菓子です。 かつて平安時代では、旧暦6月1日の「氷の節句」の日に、氷室から氷を切り出して食べる事で、暑気祓いをする宮中の風習がありました。 和菓子の水無月が三角形なのは、この氷をかたどったものとも言われています。 四角を半分に切り三角にすることで、1年の半分を示しているとも言われております。 京都では夏越の祓が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念して水無月を食べる風習があるそうです。 そんな和菓子「水無月」に見立て、いち游会席では「鱧」を、匠会席では「雲丹」を使った真薯をご用意しております。 是非ご賞味いただければと思います。 箱根もだいぶ温かくなりましたが、朝晩は長袖でも肌寒さを覚える日もあります。 箱根にお越しの際は、いつもより暖かい服装でお越しくださいませ。 それでは、レストランにてお待ちしております。

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