スタッフがお届けする現地ブログ

伊東の記事一覧

2022/10/04

竹のうち ~メニュー紹介~ 

皆様こんにちは。 竹のうち洋食担当の川畑です。 本日は竹のうちの10月デザート、単品料理、鱧鍋(10月限定)の紹介をしたいと思います。   まず10月のデザートは【豆乳のムース 南京のスープ仕立て】です。 10月と言えばハロウィンですので、カボチャを使ったスープ仕立てのデザートにしてみました。カボチャは静岡県の三島産の物を使用し、蒸して裏ごした後ハチミツ、牛乳、生クリーム、砂糖、で味を整えております。豆乳のムースは生クリーム、砂糖、ゼラチンで固めエスプーマで軽くしました。豆乳は甘さ控えめにし、カボチャスープを少し甘くして味の段階をつけてみました。上には焼いた湯葉、周りにはカボチャの種(ナッツ)を飾りでつけしております。 次に単品料理のを紹介したいと思います。 始めに、先月あたりから提供している【天城鹿のソーセージ】です。天城鹿を使用していて、中には山葵の茎が入っており噛めば山葵の香りがほんのり感じられます。炭火で焼き、柑橘を添えています。こちらはやはりお酒との相性が抜群で、ワインを頼んでるお客様から注文を頂く事が多いです。 価格は2本で880、4本で1560です。 次は10月8日から始まる【猪の炭火焼き】です。一昨年に猪は鍋で提供していますが、今回は単品料理で登場です。 猪は伊豆で獲れた物を使用していて、私も試食しましたが嫌な獣臭さも無く、猪を食べたかわからないくらいでした。猪の部位はロースの50gで、シークワーサー胡椒でさっぱり召し上がってください。 ぜひこの機会に食べて頂きたいものです。価格は1485です。 最後に10月から始まりました鱧鍋の紹介をしたいと思います。 こちらの鍋のコースの流れは前菜、造り、鍋、食事(雑炊or素麺)、デザート(丹那牛乳アイス)です。前菜は鱧を天婦羅(ぐり茶塩)、真丈(蒸して生姜餡)、煮付けにした三点盛りです。 さまざまな方法で調理しているので、食べ比べができて鱧を楽しむ事が出来ると思います。私のおすすめは天婦羅です。骨切りが完璧にされた鱧はふわふわで白身の天婦羅の中では1番だと思います。 前菜の後はお造りで、こちらは鱧皮、鱧(湯引き)、地魚2種になります。鱧の上には伊豆の梅を叩いて乗せていますのでさわやかに召し上がれると思います。 その後メインの鍋です。 鍋の出汁は鱧の骨と鰹と昆布を炊いた出汁で、野菜はレタス、玉葱(淡路島産)、椎茸です。最初に野菜を入れ、甘みを出してからメインの鱧を召し上がってください。 鱧を召し上がる際は鍋に入れすぎず、少しくぐらす程度が良いようです。 食事は雑炊か素麺を選ぶ事が出来ますので、お好みの方をお選びください。 もしもすぐ決めれない場合は、鍋をある程度食べてからでも大丈夫なので、スタッフにお声掛けください。 少し長くなりましたが、最近の竹のうちの紹介とさせていただきます。 竹のうちのご来店心よりお待ちしております。

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2022/09/30

かなれっじ新聞 第12号 オレンジ色のワイン

皆さま、こんにちは! レストランの佐藤です。   涼しく過ごしやすい日が増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   早速ですが、今回は「オレンジワイン」についてご紹介いたします。   オレンジの果実を使ったお酒…ではなく、「オレンジワイン」という名前は、その色によってつけられました。   ワインの色といえば、赤、白、ロゼ(ピンク色)を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? このような色の違いは、葡萄の活用の仕方や製造工程の違いによって生まれるのですが、これはオレンジワインも同じです。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   ○色の違い   まず、ワインに使われる葡萄は、主に黒葡萄と白葡萄の2種類に分かれます。   黒葡萄の果皮には黒や紫の色素が含まれているので、果皮を果実と一緒に発酵させると濃く色が付きます。これが赤ワインです。 発酵の途中で果皮や種を取り除くことで、途中まで色が付き、ピンク色のワインが出来上がります。これがロゼワインです。   そして、白葡萄=白ワイン…というわけではありません。   白ワインは、果皮や種などを取り除いてから発酵させることで、果皮の色の影響を受けません。 黒葡萄も果皮を取ってしまえば白色や緑色の果実のみになるので、黒葡萄でも白ワインは作れるのです。   では、白葡萄の果皮や種などを一緒に発酵させた場合はどうなるでしょうか? なんと、これがオレンジワインになるのです。   これらを簡潔にまとめると、以下の通りです。 ・黒葡萄を果皮と一緒に発酵→赤ワイン ・黒葡萄の果皮を途中で取り除いて発酵→ロゼワイン ・白葡萄を果皮と一緒に発酵→オレンジワイン ・果皮を始めに取り除いてから発酵→白ワイン   ○オレンジワインの由来 ワイン発祥の地と言われるジョージアで、伝統的な製法で作られたワインがオレンジワインです。 オレンジワインという名前は、イギリスのワイン商によって2000年代に作られた造語で、ジョージアでは「アンバーワイン」と呼ばれています。 「クヴェヴリ」と言われる土中に埋めた陶器の中で、葡萄の果皮や種を果汁と一緒に発酵させて、ワインを造っていました。   クヴェヴリの中は蜜蝋でコーティングをしますが、ある程度の酸素を通します。 適度な酸化はワインに必要ですが、酸化しすぎると美味しくなくなります。 葡萄の果皮や種に含まれる、渋味のもとである「タンニン」という成分が、ワインが酸化しすぎないように酸素から守ってくれます。   しかし、酸素を通すクヴェヴリで果皮や種を取り除いた白ワインを作ろうとすると、酸化しすぎてしまいます。 クヴェヴリで白葡萄からワインを作る際、酸化し過ぎるのを防ぐために果皮や種を一緒に発酵させるので、オレンジ色のワインが出来上がるのです。   〇緑のワイン? 余談ですが、ポルトガル生まれの「ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)」というワインがあります。 直訳すると「緑のワイン」になりますが、オレンジワインのように色から名付けたのではありません。 「ヴェルデ」には、「緑」の他に「フレッシュ」「若い」といった意味があります。 つまり、完熟前の葡萄を使って造られるワインのことを「ヴィーニョ・ヴェルデ」と呼んでいるのです。   アルコール度数が10%以下と他のワインより低く、発酵途中に発生する炭酸ガスが抜けきる前に瓶詰めするため、微発砲になっているのが特徴です。 フレッシュで酸味のある爽やかな味わいとのことなので、私もどこかで出会えたら飲んでみたいと思っているワインの一つです!   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー   いかがでしたか? 今回もだいぶ長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました! 食欲の秋を、伊東でもぜひお楽しみくださいませ♪

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