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熱海伊豆山 & VIALA レストラン 工藤 真理 のブログ一覧

熱海伊豆山 & VIALA

2026/03/06

オレンジを使わないオレンジワイン

皆様、こんにちは、こんばんは。 静かな庭園で有名な海蔵寺の木蓮が満開で見頃を迎えたそうです。 春の花を眺めてお散歩したいところですが、毎年悩まされる花粉症。 加齢によって衰えていくのは嬉しくありませんが、花粉を異物として認識する力だけは早く衰えて欲しいと切に願う、レストラン工藤です。   さて、今日は、現在フレンチレストラン「コート・エ・シエル」で販売しているワインをご紹介いたします。 【ヴァルディベッラ スッレ・ブッチェ・センツァSO2】 Valdibella Sulle Bucce Senza SO2 イタリア、シチリア島のワインです。 とても一息では言えなそうな名前ですが、実はどんなワインかをストレートに表しています。 『Valdibella(ヴァルディベッラ)』は造り手。イタリア、シチリアの州都パレルモにある協同組合ワイナリーです。 『sulle(スッレ)』は、前置詞su(~の上に)+定冠詞leが結合したもので、英語で言うとon the。 『bucce(ブッチェ)』は、果物などの皮を表すbucciaの複数形、ここではブドウの果皮を意味します。 『senza(センツァ)』は、「~なしで」「~抜きで」を意味し、英語で言うとwithout。 『SO2』は、ワインで殺菌や酸化防止などの目的で一般的に使われる添加物、亜硫酸塩のこと。   すなわち、 『ヴァルディベッラ(Valdibella)というワイナリーが、果汁を果皮の上で(sulle bucce)発酵させて、亜硫酸塩を使わずに(senza SO2)仕上げたワイン』 ということを表しています。   有機栽培で育てられたシチリアの地場品種の『グリッロ』という白ブドウをつぶして、果汁に皮や種を漬け込んだままブドウに付いていた酵母で発酵させます。ブドウの糖分がアルコールに変わってワインができたら、皮や種と分け、役目を終えた酵母を主な成分とする“澱”と一緒に5か月熟成させます。そして、そのまま(濾過せずに)瓶に詰めて、さらに1ヶ月熟成させてから販売されます。 白ブドウを使って、果皮と一緒に発酵させてできるので、オレンジワインというカテゴリーに入ります。 赤、白、ロゼに続く第4のカテゴリーとして認知度は上がってきましたが、たまに「オレンジを使ったワインなの?」とご質問を頂きますので、簡単に説明をさせていただきます。   白いブドウを使って、絞った果汁だけを発酵させると淡い色のワインになります。(白ワイン) 黒いブドウを使って、皮と種を果汁に漬け込んだまま発酵させると、皮や種から色や渋みの成分が溶け出して赤い色のワインになります。(赤ワイン) 白いブドウを使って、赤ワインのように皮や種を果汁に漬け込んで発酵させると、同じように成分が溶け出して白ワインより濃い色のワインになります。白ブドウは赤い色素を持っていないのでオレンジっぽい色になり、オレンジワインと呼ばれます。 (ちなみに、黒いブドウの果汁だけで造った白ワインもあります。)   オレンジワインとか、SO2を使わないって聞くと、どこか素朴な、自然任せの造りを想像されるかもしれませんが、実はこのワイン、緻密な観察と技術によってできています。 ワイン用のブドウは、収穫したら洗わずに仕込まれます。そして、ワインになって瓶に詰められ私たちの手元に届くまで一度も加熱殺菌を行いません。 ですので、通常はブドウをつぶした後や発酵の後、瓶詰の前などに加えるSO2に微生物汚染や酸化から守ってもらいます。 そのSO2の役割を、ブドウの力に担ってもらおう、という造り方をしているのです。   果皮と一緒に発酵(sulle bucce)することで皮や種から溶け出した成分が、天然のバリアとなって菌の繁殖や酸化を防ぎます。 また、役目を終えた酵母は酸素を吸収する力を持っています。普通は取り除いてしまうのですが、あえて一緒にしておくことで、熟成期間や瓶詰された後も酸化からワインを守ってくれます。 故に、SOSを添加しなくても(senza SO2)健全なワインとして流通できているわけです。   しかし、それぞれの成分にきちんと役割を全うしてもらうためには、各工程の温度やタイミングを見極める造り手の鋭い観察眼が不可欠です。ブドウの力を信じる造り手の情熱と技術なくしてはこのワインは完成しないのです。 そう思いを馳せて飲む一杯はまた格別です♪   ワインの名前一つに長々と語ってしまいましたが、大事なのは味わいですよね。   ドライフルーツやドライフラワー、茶葉のような香り。力強くドライな印象で伸びのある酸を感じます。みかんや杏といったオレンジ色の果実とレモンティーのようなフレーバー。低温で煎れた日本茶を飲んだ後のような旨みとすっきりとした渋みが余韻に残ります。 皮や種から溶け出した成分や役目を終えた酵母は、バリアとしての機能だけではなく味や質感にも大きな影響を与えますので、白ワインでも赤ワインでもない独特な味わいをお楽しみいただけます。   合わせたいオススメの一皿は、 コントォンコースの 「熱海だいだいサクラマスマリネのポーピエット」 ソフィアスコース・プレズィールコースの 「カリフラワーと天城紅姫あまごのコンフィ」   どちらにもサクサクとした食感の揚げた香ばしさがあり、軽やかなタンニンが心地よく馴染むんです。私も試食を通して、香ばしさとタンニンって合うなぁ、と体感したペアリングです。   こちらのコースは3月末まででございます。 皆様のご利用をお待ちしております。       グリルフレンチ コート・エ・シエル レストラン:東館ロビー階 17:30 / 18:00 / 18:30 / 19:00 / 19:30  

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熱海伊豆山 & VIALA

2026/01/02

ルーチェ&ルーチェ・ブルネッロ特別価格です

明けましておめでとうございます。 今年も健康でハッピーに過ごしたいですね。   皆様、『ジャネーの法則』はご存じでしょうか? “主観的時間は身体年齢の逆数に比例する”という、歳をとると時間が経つのが早く感じる現象のことで、脳の活動量が少ないと時間が早く流れるように感じるという人間の脳の性質によるものだそうです。 当たり前のように爆速で過ぎて行った2025年。 今年こそは、日々新しいことに触れて(勉強して!!)脳の活動量を増やし、ジャネーの法則の反例になる一年にしようと、初日の出に誓ったレストラン工藤です。   さて、グリルフレンチ コート・エ・シエルに新しいワインが入りました。 ルーチェ 2022 ルーチェ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2019 造り手のテヌータ・ルーチェは、1995年創業のトスカーナの名門フレスコバルディ家とカリフォルニアのロバート・モンダヴィのジョイントベンチャーで、『スーパータスカン※』の象徴的存在です。 ※伝統的なワイン法に捉われず自由な発想で造られる高品質で高評価なイタリア・トスカーナ産ワインの総称です。   『ルーチェ』は、モンタルチーノの土壌で、上品でストラクチャーのあるサンジョベーゼ種に、メルロー種のまろやかさと柔らかさを加えるというアイディアから生まれた、モンタルチーノで初めてのブレンドワインです。二つの品種が調和し、凝縮感がありながら凛としていて、どこまでもエレガントな風格を備えています。 2022年は30回目の醸造となる記念ヴィンテージで、ボトルも特別仕様です。   『ルーチェ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』は、18世紀から続くモンタルチーノの伝統に敬意を表すとともに、ルーチェがモンタルチーノの地で造られていることを広く知ってもらうために2003年から少量のみ生産されるワインです。 2019年はブルネッロ生産者協会が「過去30年で一番いい」と評価する5つ星のヴィンテージ。当然、長期熟成のポテンシャルも備えていますが、このブルネッロは今飲んでも楽しめる心地よさと滑らかな舌触りがあります。   どちらも、数量限定で特別価格にてご用意しております。   『ルーチェ2022』 通常価格39,600円のところ36,300円   『ルーチェ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2019』 通常価格33,000円のところ29,700円     テーブルが華やぐ存在感のあるワインです。 料理と空間に彩りを添え、自然と会話が弾むひとときを演出します。 大切な方との記念日や、少し贅沢な時間を過ごしたい日に、ぜひお楽しみください。   グリルフレンチ コート・エ・シエル レストラン:東館ロビー階 17:30 / 18:00 / 18:30 / 19:00 / 19:30

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2024/12/08

ペアリングに日本酒登場!

皆さま、こんにちは、こんばんは。   毎年指先の乾燥で冬の到来を感じるレストラン工藤です。ハンドクリームの適量は思った以上に多いです。   ソムリエ試験でワイン以外のお酒も勉強する中で、ウイスキーやリキュールに興味を持ち、いろいろ試して普段でも飲むようになったのですが、日本酒には食指が伸びませんでした。 試飲会でも日本酒エリアに足を踏み入れることは稀だったのですが、先日たまたま覗いてみたところ興味深い日本酒を見つけました。   白ワイン酵母で発酵させた日本酒?!     ワインも日本酒も酵母による“発酵”によって造られますが、その酵母はアルコール以外にも香りや味わいに影響を与える様々な物質を作り出します。 酵母の種類によって作られる物質も異なり、出来上がるお酒の味わいも大きく変わります。 なので、興味津々。早速いただいてみました。   グレープフルーツやライムなどの柑橘に続く日本酒らしいお米の香り。口に含むと優しくも存在感のある酸‼そして穏やかな甘み。余韻にはほんのり苦みや渋みを感じます。   なにこれ、美味しい! 確かに日本酒なんだけと、日本酒らしくない酸が心地よくて苦手な私でもおいしく飲める。フレンチにも絶対合う! ということで、早速クリスマス特別コースのペアリングに組み込むことにしました。 合わせるのは、『伊東産目鯛のマリネ 梅のジュレ ハルキャビア添え』 お酒の酸味と甘みが梅の風味と一緒になって、目鯛の美味しさを引き立ててくれます。   このお酒は、 花の舞酒造『Abysse~アビス~』 幕末の元治元年(1864年)から浜松で日本酒を造り続けている『花の舞酒造』が、「洋食にも合う日本酒を」というコンセプトで2019年から販売。 浜松地域ブランド「やらまいか」の認定商品でもあります。   クリスマス特別コース Noël de dîner Premier~ノエル・ド・プルミエ~ 8皿 ¥15,950 の ペアリングセット 限定でのご提供となります。 7種 9,200円   地元の食材と地酒を取り入れたクリスマスディナーです。皆さまのご利用をお待ちしております。   【グリルフレンチ コート・エ・シエル】 レストラン:東館ロビー階 【時間】17:30/18:00/18:30/19:00/19:30

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