東急ハーヴェストクラブ浜名湖
浜名湖は、海水と川から注ぎ込まれる淡水が混ざる汽水湖である。
黒潮の影響も受け、800種類以上の多様な生き物が棲む
魅力的なフィールドとなっている。
ハーヴェストクラブ周辺の自然体験を通して
環境保全を考える「SAVE HARVEST PROJECT」第1弾も、
本年3月にこの地からスタートした。
今回の特集では浜名湖の生き物を
さらに身近に感じられる体験を紹介する。
夏休みの自由研究にもおすすめだ。
My Harvest
浜名湖の舞阪地区にある「浜名湖体験学習施設 ウォット」は、浜名湖や都田川、遠州灘の水生生物に特化した水族館だ。
1階の展示のメインは、浜名湖の平均水深と同じ深さ5mの大水槽。迫力満点の水槽の中では、サメ、エイ、スズキなど遠州灘や浜名湖に棲む数多くの魚が気持ちよさそうに泳いでいる。また、浜名湖に注ぎ込む都田川を、上流から河口まで5つの生息域に分けて魚たちを観察できる渓流水槽や水中に手を入れて魚に触れられる不思議な水槽など、工夫を凝らした展示が魅力だ。さらにレイクシアターでは、大型スクリーンで浜名湖の自然と人々の営みを紹介するショートムービーも、楽しめる。
そのほか、中庭には裸足で入ってヤドカリなどと触れ合えるタッチプールがある。2階には、カニやエビ、タコなどを間近で見られる開放実験室がある。土日を中心に、生き物へのエサやりなどができる体験イベントも開催されているため、参加してみよう。
サンクチュアリエヌピーオーでは、浜松市の中田島砂丘に立つサンクチュアリネイチャーセンターを拠点に、ウミガメや野鳥の保護調査活動などを行っている。その一環として、ウミガメの希少な産卵地のひとつである遠州灘海岸を清掃する海洋ゴミゼロプロジェクトも実施。事前に申し込めばボランティアとして参加することもできる。
こうして自然環境が整備された海岸には毎年5〜8月、ウミガメたちが産卵のために上陸してくる。その時期に合わせてサンクチュアリネイチャーセンターでは、卵や子ガメの観察会も開催。そのほかクラフト教室に参加したり、ウミガメグッズや散策絵地図なども購入できる。
東急ハーヴェストクラブ浜名湖では、「SAVE HARVEST PROJECT」第一弾として、浜名湖の自然や生態系について楽しみながら学ぶイベントを3月23日に開催しました。イベントは、地元で活動している「ガチ!生物多様性塾」の夏目恵介さんによるレクチャーから始まりました。浜名湖には、800種類以上の生物が絶妙なバランスの上で共存していることが紹介されました。近年増えているというクロダイの有効活用として、浜松調理菓子専門学校の校長・友永茂雄さんに「クロダイバーガー」の作り方をを教えていただき、ランチとして実食しました。その後は浜名湖畔を散策し、湖で捕獲された小魚や貝、カニ、藻の観察を行ったほか、湖畔に打ち上げられた海藻類や流木、ごみなどを通して環境保全についても学びました。
会員の皆様と一緒に地域の未来を考える「SAVE HARVEST PROJECT」では、今後もさまざまな活動を行っていきます。開催予定のイベントは公式サイトをご覧ください。