
格式あるホールでランチタイム♪
立冬が過ぎ、日に日に寒さが厳しくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日のツアーは早朝、氷点下の世界から一転、出発時には快晴に恵まれ、幸先のいいスタートをきることができました。
まずは今回ツアーにご参加いただいた皆さま、新型コロナウィルス感染拡大防止のために、あらゆる面でご理解ご協力いただきましたことを感謝申し上げます。
1ヶ所目の目的地、中野のリンゴ園までは我が町軽井沢のある東信から北信への移動となりました。道中、浅間サンラインから正面に臨む雪化粧の南アルプス、右側の車窓からは紅葉に抱かれた浅間山、反対側には遥か彼方に蓼科山と、晴天時にしか味わえない贅沢な晩秋の風景を堪能しながら、バスは一路北信へと向かいました。
高速道路を降りると、街中(まちなか)にも関わらず至る所にりんご園が点在し、果物栽培がさかんな「北信地方」を肌で感じました。今回訪れた小野りんご園では「ぐんま名月」「しなのほっぺ」「あいかの香り」と、どれもなかなか市場には出回りにくい品種をご紹介いただき、皆さま選りすぐりの逸品を慎重に吟味し、狩っていました。また、りんご園の方や塩澤総料理長(以下、総料理長)が丁寧にリンゴを剥いて下さり、青空の下、数種類のリンゴを皆さま試食なさり、朗らかなひと時となりました。
(余談ですが「あいかの香り」の「あいか」とはこの品種を作られた、生産者のお嬢様の名前とのことです。)
「10時のおやつ(笑)」を済ませた後は、今回のツアーを催行するきっかけとなった総料理長おすすめの「藤屋御本陣」でコースランチに舌鼓!皆さま、フォカッチャの味はご堪能頂けましたでしょうか?日本人には、なかなかな馴染みの薄いパンですが、これを機に優雅な休日の食卓に新風を吹かせてみてはどうでしょうか?
外観は有形登録文化財にも指定されている由緒正しき、文字通り「御本陣」で、歴史の重みを感じる和魂洋才の建築様式は右を見ても左を見てもため息ばかり。スタッフの折り目正しい礼儀作法にも静かに感動しつつ、及ばずながらも真似したいと心に誓う、我々二人でありました(苦笑)。
食後の自由散策では皆さま、善光寺をご参拝なさったり、門前の土産店をご覧になられたり思い思いの時間を過ごされていました。
信州を代表する「顔」善光寺に別れを告げ、本日の最終目的地、ワイナリー「Rue de Vin」へ。車窓からは日の入りに向けて緩やかに傾きつつある陽が遠くに見える山肌を薄紅に染め、行きとは全く趣の異なる風景を映し出していました。小高い丘の上にひっそりと佇むワイナリーでは、社長のワインづくりに対する、熱き情熱とまたそれに賛同する従業員の方々の真摯な姿が印象的でした。雄大な自然を借景に力強く根を張り、逞しくツルを伸ばすブドウの木を眺めながら試飲した赤ワイン・白ワインは、芳醇な香りを醸し出し、暮れかけた丘の上の寒さもいっとき忘れさせてくれました。
今回の「信州ふーど」とは、「フード(食べ物)」と「風土」をかけたダブルテーマでした。都道府県の中でも面積が広く、県境も多い長野県では地方ごとに文化や風習、また特産物が他県よりもバラエティに富み、皆様により多くの信州を知ってもらいたいという一心で計画を進めてまいりました。広大な長野県をご紹介するにはまだまだ時間が足りませんが、まずは東信、時々遠征(笑)を目標にこれからも皆様に「旬」の信州をご体験頂ければと、スタッフは日々知恵を出し合っております。
最後にご参加いただいた皆様に改めて御礼申し上げるとともに、立ち寄りどころの従業員の皆様、いつも旧軽井沢のツアーを担当して下さる斑尾のドライバー後藤さんに感謝申し上げます。
これからも旧軽井沢のツアーにぜひご参加下さいませ。
皆さまに次回お会いできるのを楽しみにしております。

総料理長自ら、皮むき!

たわわに実った「しなのほっぺ」

社長の熱き思いに熱心に耳を傾ける皆さま

「ワイン通り」から熱き思いをのせて…